今月の資金繰りナビ 借金を借金で返す ── やってはいけない資金繰りワースト5とは?

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「借金を返すために、また借りる」

 中小企業の経営者にとって、これは決して珍しい話ではありません。しかし、“何とかなるだろう”と目先の資金繰りを優先した結果、さらに状況を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。
 今回は、絶対にやってはいけない資金繰りのワースト5をご紹介します。

1.個人のクレジットカードでキャッシング

 会社のお金が足りないからといって、個人のカードを使ってキャッシングするのは非常に危険です。
 年15〜18%もの高金利で、生活費や家計も一緒に苦しくなります。

2.売掛金の前倒し(手数料の罠)

 ファクタリングなどを利用して一時的に現金化しても、売上が先食いされるだけ。
さらに高い手数料が資金繰りを悪化させます。

3.仕入れ先や給与の支払いを後回し

 「ちょっとだけ待ってもらおう…」
そうして仕入れ先への支払いを遅らせたり、給与を遅配したりすると、

・取引信用を失う
・社員の信頼が崩れる
・急な人材流出や仕入停止が起こる

という連鎖的な信用崩壊を引き起こしかねません。

4. 友人・知人・親族からの借金

 「困っているから助けてほしい」とお願いして得たお金は、返済できなくなったときに深刻な人間関係の破綻を生みます。
 金銭以上のものを失うリスクが非常に高いのです。

5. 子どもからの借金、名義の利用

 中でも最も避けるべきは、子どもに負債を背負わせる形です。名義を借りてローン契約をしたり、子どもが貯めたお金を使ったり経営の問題が、家族の未来を奪うことになりかねません。

番外編:絶対にやってはいけない“裏の資金繰り”ワースト3

 表向きの資金繰りですら苦しいとき、“人に言えない資金調達”に手を出してしまう経営者がいます。

「少しだけのつもりだった」
「明日返すつもりだった」

 そうした“裏の資金繰り”は、一度でも踏み入れてしまうと、経営再建の道すら閉ざされかねません。
以下は、絶対に避けてください。

1.クレジットカード枠の現金化

 「ショッピング枠を換金すれば、即日現金が入る」
たしかに即金性は高いかもしれませんが、違法スレスレの行為であり、カード会社に発覚すれば一発で利用停止。
 資金繰りどころか、信用情報にキズがつき、今後の資金調達すべてが難しくなります。

2.銀行口座の貸し出し・名義貸し

 「報酬が出るから」と言われ、自分名義の銀行口座を第三者に貸すのは、れっきとした犯罪に加担する行為です。
 振込詐欺・マネーロンダリングに使われるケースが多く、逮捕されるリスクが高く、会社どころか人生が終わりかねません。

3.闇金からの借入

 「審査なし、即日融資」──
甘い言葉の裏には地獄のような取り立てが待っています。
1日で数万円の利息、1週間で元本の倍返し…返済不能になったとき、会社も家族も破壊されます。

 皆さまには無関係かもしれませんが…

 本メルマガでご紹介した内容は、多くの経営者様にとって「他人事」のように感じられるかもしれません。

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